元旦は徹夜で遊んでしまったので爆睡をかましていました。
と、夢の中で小さく「ポポポポポ」という音がする。
そして頭のてっぺんのあたりに同じリズムで小さく何かが当たる感触がする。
このリズム。なんだかハムスターが後ろ足で毛づくろいしているときみたい。
ZZzz、ハッ・・・ま、まさか・・・。感触のあったあたりに手を伸ばす。
周りにも手を伸ばしてみる。いない。気のせいか?
ゲージのおいてある隣の部屋からは廻し車の音がにぎやかに響いている。んー。気のせいだな。
再び睡魔に襲われ、とろとろとしていたそのとき。ボテッ。タッタカタッタカタタター。
ゲージの中で落ちたのとはあきらかに違う音。
タカタカいう音もゲージの幅よりもあきらかに長いところを走っているように聞こえる。
ガバっと起き上がって見ると、隣の部屋とのドアが少し開いている。
ゲージの置いてある部屋にそっと移動する。
と、黒い影が脱兎のごとく足元を駆け抜ける。いや、脱鼠だ。
また、やられた。このサイズはパセリだ。
捕まえようと伸ばした手をするりするりと交わされる。動き早すぎるー。
秒速50cmくらいはありそうないきおい。3回目にしてようやく捕獲。
しかし、大興奮中につき。私の手の上で大騒ぎ。手から腕へ。腕から肩へ。
暫く遊ばせて落ち着いた頃を計らってゲージに戻す。
あー。びっくりした。すっかり目が覚めました。